夜尿症 10歳の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
10歳 女性
5歳ごろから週に2回ほど夜尿症の為、漏らしてしまうため漢方薬で何とかならないかと来店されました。
詳しく話を伺いますと、普段から手足が冷えて、胃腸の調子も悪く、肩こりがあり、便秘や下痢を繰り返すようです。
また、精神的なストレスをかなり受けられているようです。
睡眠時間は夜10時に寝て朝は6時半には起きられるようです。
中国医学では『脾腎陽虚(ひじんようきょ)』、『肝気鬱血(かんきうっけつ)』の状態と考えられます。
脾腎陽虚はお腹や下半身が冷え過ぎている状態です。
肝気鬱血はストレスの為、気の巡りが滞っている状態です。
ストレスを強く受けるとお子様の場合はかなり敏感に反応してしまいます。
そのため、お腹を暖めて腎系を強くする漢方薬とストレスを晴らしながら体力をあげて
体をシッカリさせていく漢方薬をお渡ししました。
2週間分試しにお渡ししました。
しかし、飲み忘れも多く症状が出る時は飲んでいたようですが
治ってきたので飲んでいなかったという報告を受けました。
気が付いたら夜尿症は良くなっていたため、今は便秘が酷く、手足が冷えるという事ですので、便秘と冷えの薬を引き続きお渡ししました。
お子様の夜尿症の原因はいくつかありますが、親が子供に色々プレッシャーを与え過ぎる事で追い込まれてしまうケースも良く見受けられます。
その為、親御様の協力も必要になる場合があります。
お子様に過剰なプレッシャーをかける事はあまり良くないと思います。
できれば、お子様が自発的に能動的に行動ができるように親が動いてあげる事ができると良くなると思います。
難しいかもしれませんが、それが親の役目かもしれませんね。
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